こんにちは翠雲堂本店です。今回は高級仏壇に使用される材質についてです。
前回までは黒檀・紫檀・欅の記事を書いてきました。
今回は希少価値のある有名な木材『屋久杉』についてです。
東京都伝統工芸品の職人の手造りの高級品に多く使用されます。
屋久杉について特徴と価値
屋久杉とは
東洋のアルプスとも呼ばれている世界自然遺産の屋久島のスギ科の樹木。
標高500m以上の山地に自生しているスギです。屋久杉はゆっくり永い時間をかけて成長していくので材質が緻密で樹脂分が多く、腐りにくく虫にも強いのが特徴です。
仏壇の材木としては最も香りがします。
樹齢1000年を超える杉をとくに「屋久杉」、若い屋久杉を「小杉」と 呼ばれています。
◇樹齢がとても永い1000年以上
◇世界遺産の屋久島の天然木という事。
◇伐採禁止されているので入手困難。
◇製品として使用する為には5~8年間自然乾燥し寝かせる必要がある。(水分と豊富な樹脂を含んでいる為)
以上の点を踏まえて、屋久杉はとても価値のある木材と言えます。
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屋久杉材の加工・使用・価格について
【屋久杉材無垢】 | ◇屋久杉無垢板のみ使用。無垢板を寄木にしたものを含む。総無垢と呼ばれます。 |
【屋久杉材厚板貼り】 | ◇屋久杉の無垢板(3ミリメートル以上の厚さの板)を芯材に貼ったもの 。 前面(一方)~四方に厚板を張る造りがあり、四方になるほど無垢板の使用量が多くなります。 |
【屋久杉材薄板貼り】 | ◇木材の突板(0.1〜0.8ミリメートル程度の薄さの板)を芯材に貼ったもの 。 |
【屋久杉調(木目印刷)】 | ◇芯材に木材の模様を直接印刷したもの又は印刷したシートを貼り付けたもの 。 |
このように無垢材使用~薄板貼りがあり、使用する屋久杉の厚さ(量)による造りの違いがあります。
もちろん無垢材使用が最高級で価格も高価になります。
木目印刷や薄板貼りは価格が抑えられます。
翠雲堂本店 屋久杉の国産おすすめ仏壇
伝統工芸士が丹精込めて丁寧につくり上げた国産の東京仏壇です。屋久杉のミニ コンパクト仏壇。
小さくシンプルなつくりですが品の感じられる仏壇です。
希少な屋久杉を使用した上品さと存在感を兼ね揃えた仏壇です。職人が伝統の技を注ぎ高度な技術が結集した東京仏壇は当店スタッフおすすめの逸品です。
東京仏壇 上置豆型 屋久杉 No049022
木目の美しい屋久杉の無垢板を使用した職人の手造りの国産高級仏壇です。
モダン仏壇の様なシンプルなデザインの中にも職人の技が光る『東京都知事指定伝統工芸品』です。
とても丁寧な造りで細部まで伝統工芸士の技が見られます。漆塗装で仕上げられた屋久杉の綺麗な木目と深い色味はまさに芸術品です。
モダン仏壇では物足りないと感じる方におすすめの高級仏壇です。
東京仏壇 上置16号 伝統工芸品 屋久杉 No049030
東京仏壇とは?
『東京仏壇は、元禄のはじめ、江戸の指物師が、仕事の合間に桑や欅などの堅木材を使い、
独自の技術・技法によって比較的淡白で飾りの少ない仏壇を作りだしたのが始まりとされています。
東京仏壇は寺 院の意匠の影響を受けた緻密な細工、
紫檀や黒檀などの唐木や桑の木目を生かした重厚な質感を持ち簡素 で荘厳な美しさが特徴です。
鳳凰 や唐草などの伝統的な彫刻、漆を 塗って木目の美しさを際立たせる塗装など
東京の伝統工芸士が誇る様々な技が駆使され、その優美さは見るものを魅了します。』
屋久杉高級仏壇の納品事例と評価
これまで納品させていただきました当社の伝統工芸品屋久杉仏壇はお客様より高い評価をいただいております。
まとめ
最後までお読みいただきましてありがとうございます。いかがでしたでしょうか?
最近では屋久杉のモダンもありますが屋久杉のしっかりした伝統的な仏壇をあえてリビング等の洋室に合わせると
雰囲気も良く大変おすすめです。
お店にお越しいただき実際に屋久杉の美しい木目をご覧いただき、触れていただき、良さを確かめて頂ければ幸いです。
翠雲堂本店では支店の稲荷町駅前店、稲荷町店を含め欅材を使用した高級仏壇を多数展示しております。
ここ『仏壇通り』で有名な『上野浅草通り』の多数のお仏壇屋さんがあります。その中でも、一番良いものをおすすめできますので、是非一度、翠雲堂本店の各店舗にお越しください。
次回は『桑』について書こうと思います。
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